【新規導入】 水中ドローン計測器 「FIFISH V6 EXPERT」
水中作業や点検の効率性かつ安全性を高めることができる多機能ツールの取付が可能となる産業用水中ドローン、FIFISH V6 EXPERTを2022年7月に導入しました。
FIFISH V6 EXPERTでは、強力な6000ルーメンのLEDライトと4Kカメラの搭載により、様々な状況下での水中撮影をサポートしています。さらにAIによる画像鮮明化プログラムにより、水中でも本来の色を再現でき、暗い場所でも鮮明な映像を映し出します。本体カメラを補完するQ-カメラは、角度を任意に調整し、より広い作業視野のリアルタイム映像配信を実現できます。
従来は潜水士が水中に潜り、ダム、河川護岸、橋脚、水路、用水路および暗渠などを目視により行っていた点検を、水中ドローンを活用することにより安全かつ効率的に調査が行えると考えております。さらに、従来では点検が実施できなかった小口径の暗渠等においても、水中ドローンを用いることで実施可能となります。
ただし、流速が速い箇所、水深が一定以上確保されていない箇所、濁っている箇所においては調査が困難なため、実施前に現地調査を行い、現地状況を確認する必要があります。
ダムの減勢工部内での検証報告
水中ドローンの現地検証として、ダムの減勢工において、水中ドローンの技術・活用に関する評価検証を実施しました。
今後の展開として、活用に際しての課題は存在しますが、河川、農業土木、環境調査など、様々な活用検証を行う予定です。